6歳のお気に入り, 協力型探偵ボードゲーム #ミクロマクロ:クライムシティ
1. 外観
サイズ:28 x 19 x 4 cm(タテ/ヨコ/高さ)
2. 特徴
物語性が強まり, 推理要素が加わった "ウォーリーを探せ"
3. 対象
メーカー公表設定
- 対象年齢:8歳以上
- プレイ人数:1〜4人
4. プレイ時間
15〜45分間程度(1〜数事件あたり)
5. 内容物
- 町のマップ
- 日本語説明書
-
事件カード(120枚):16の事件(謎)
-
事件ごとに整理するための封筒:ひとつの事件を5〜10枚のカードで表現
-
拡大鏡
6. あそびかた
ゲームクリア条件
事件カードで提示されている「〜はどこ?」というような「〜を探せ」課題をクリアし, 5〜10枚で表現されている事件の謎を解決する
準備
- 事件ごとに, 事件カードを封筒に入れて整理する
- 町マップを広げる
進め方
解きたい事件(謎)を選んで, 封筒から1枚ずつ事件カードをプレイする
町マップにおける事件プロセスの提示方法
(ネタバレ防止のため, 箱の1/10程度のみ表示)
上記のように「時間の流れ」をひとつのマップ上に示すことで, 時間要素を含んだ物語性をもたらしている
7. 実際にプレイしてみて
プレイ環境
6歳 +(4歳)+ 大人
子どもの反応
- 6歳:謎解き楽しい!「あっ!」「ここ!」「見つけた!」「こっち歩いてるってことは, こっちから来たのかな?」
- 4歳:事件に関係なく, マップの中身を拡大鏡で大きくながらひとりで楽しんでいる感じ
難易度
- 6歳:問題なし. 大人よりも先に気づけることもしばしば.
- 4歳:なかなか難しい. 「〜を探す」は時々できるが, 物語が加わった連続性をマップ上に見出すことが難しい.
8. オススメポイント(まとめ)
- マップ上で提示されている犯人や被害者の動きが途切れ途切れのため, その「隙間を埋める物語」を考えながらプレイできるところに, 謎を解いている感, 物語を楽しんでいる感が生まれている
- メインの16の事件だけでなく, ホームページでの追加事件の紹介, 隠された事件などもあり, 子どもと一緒に謎解きゲームを何時間も遊べる
- 下記ホームページでプレイできる体験版の出来がよく, 向き不向きをしっかりチェックできる(日本語化されている)
9. Amazon 情報
6歳がハマる麻雀 #ポンジャン(ポケモン)
1. 外観
サイズ:45 x 45 x 5.5 cm(タテ/ヨコ/高さ)
2. 特徴
3. 対象
- 年齢:5歳以上
- プレイヤー数:3〜4人
4. プレイ時間
30〜45分間程度
5. 主要内容物
6. あそびかた
勝利条件
誰よりも早く, なるべく高い点数の役でアガリ, 最終的に最高得点を保持する
準備
進め方
- ポケモンパイを1枚引いて, 1枚捨てる
- 基本的に, 3枚で1セットで, 3セットの組み合わせができるとアガれる
7. 実際にプレイしてみて
プレイ環境
4歳+6歳+大人
子どもの反応
難易度
- 4歳:何度か一緒にプレイすると, 必要な手順はこなせるが, 楽しみながらの勝つためのプレイは難しいことが多い
- 6歳:問題なし
8. オススメポイント(まとめ)
- 簡易版ではあるも, 麻雀の持つ魅力がしっかり組み込まれており, 子どもでもハマる中毒性がある
- ピカチュウ, ポケモン, すみっコぐらし, 鬼滅の刃など, 多くのバリエーションがあり, 好きな作品の色が伴ったものを選ぶことができる
9. Amazon 情報
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6歳が好んだボードゲーム&カードゲーム #2021年夏(7-9月)#RによるTable描画
はじめに
- 6歳児でも楽しめるボードゲーム & カードゲーム情報を抽出する
- 「楽しめる=6歳児の主観」を大切にする
- 継時的な変化を見ることで, 好みの変化の傾向を考える
調査方法
- 自宅にあるプレイしたボードゲーム&カードゲームを4歳児の前に並べる
- 今好きなボードゲームを5つ選んで, 好きな順に並べてもらう
- 1位→10点, 2位→8点, 3位→6点, 4位→4点, 5位→2点で換算
- それを7月末, 8月末, 9月中旬で実施
結果
わかったこと, 思ったこと
- 最近特に好きなのは, 「ポンジャン(ポケモン)」と「ウボンゴ」
- 最近の好みの変化方向性としては, 「ポンジャン(ポケモン)」と「カタン」が好まれるようになっていた → 他のゲームに比べて, 「戦略性」+「勝ち負けはっきりする」+「運の要素が少なめ」という要素が割と強いのではないかと感じた
4歳児との違い
- 成長の程度によるものなのか, キャラクターによるものなのかはよく分からないが, アナログゲームの好みが全然違う
- 4歳児の「勝負の勝ち負けに依存せず自分が楽しめばよい」というスタンスに対して, 6歳児は「勝負に勝てると楽しい」「自分の頑張りが勝負に反映されてほしい」というスタンスが前に出たのではないかと感じた
nineteen-eighty-four.hatenablog.com
ゲーム紹介
nineteen-eighty-four.hatenablog.com
nineteen-eighty-four.hatenablog.com
nineteen-eighty-four.hatenablog.comnineteen-eighty-four.hatenablog.com
nineteen-eighty-four.hatenablog.com
4歳も遊べる協力推理カードゲーム #シミロ:アニマル
1. 外観
サイズ:12.5 x 9.5 x 2.5 cm(タテ/ヨコ/高さ)
2. 特徴
自由度が高すぎないことで, 子どもも楽しめる協力型推理カードゲーム
3. 対象
メーカー公表設定
対象年齢:8歳以上
プレイ人数:2人以上
個人的見解
対象年齢:4歳以上
プレイ人数:2〜5人くらいまで
4. プレイ時間
1ゲーム10〜15分間程度
5. 内容物
- カード:30枚
- 日本語説明書
6. あそびかた
ゲームクリア条件
- 親プレイヤーが最初にこっそり見たカードを, 最後の一枚まで場に残す(親プレイヤーが最初にみたカードを当てる)
- 途中で, 親プレイヤーが最初に見たカードを場から外してしまうと失敗
準備
- 親プレイヤーひとりが, 山札からこっそりとカードを1枚だけみる
- 山札から11枚のカードを選び, 親プレイヤーが見た1枚を加えてシャッフル
- 合わさった12枚を写真(上部)のように場に並べる
- 親プレイヤーは山札から5枚の手札を引く
進め方
- 親プレイヤーは手札から1枚, ヒントカードを「縦向き」か「横向き」で場に出す
- 縦向き=自分が最初に見たカードを「似ている」
- 横向き=自分が最初に見たカードと「似ていない」
- 親プレイヤーの手札を使った「似ている」「似ていない」ヒントを元に, 親プレイヤーが最初に見たであろうカードではないカードを場から外していく
カードを外していく枚数が少しずつ増えていく
- 親プレイヤーの1枚目のヒント → 1枚(残り11枚)
- 親プレイヤーの2枚目のヒント → 2枚(残り9枚)
- 親プレイヤーの3枚目のヒント → 3枚(残り6枚)
- 親プレイヤーの4枚目のヒント → 4枚(残り2枚)
- 親プレイヤーの5枚目のヒント → 1枚(残り1枚)
7. 実際にプレイしてみて
プレイ環境
4歳+6歳+大人
子どもの反応
- 4歳:動物の絵が可愛い, 面白い.
- 6歳:自分が親プレイヤーの時は, 自分のヒントをみんなに最後までわかってほしい.
難易度
- 4歳:親プレイヤーも含めて問題なし.
- 6歳:問題なし.
8. オススメポイント(まとめ)
- ゲームを進める際に出すカードヒントや推理の自由度が狭まっていることで, 子どももプレイしやすい
- ゲームが進行にするしたがって「一般的な類似性によるグルーピング」に「その場かぎりの自分独自のグルーピング」が加わり, そのバランスがいい感じで, しっかり遊びごころも刺激される(特に最後のヒントカードには独自性が現れる)
9. Amazon 情報
10. 雑記
- このゲームシステムは, 他のカードゲームを使っても面白いと思って, 「ディクシット」で試しに4歳とプレイして見たが, なかなかに難しかった
- でも, シミロアニマルの自由度の低さが物足りなくなってきたら, これもありだと感じた
nineteen-eighty-four.hatenablog.com
4歳が好んだボードゲーム&カードゲーム #2021年夏(7-9月)#RによるTable描画
はじめに
- 4歳児でも楽しめるボードゲーム & カードゲーム情報を抽出する
- 「楽しめる=4歳児の主観」を大切にする
- 継時的な変化を見ることで, 好みの変化の傾向を考える
調査方法
- 自宅にあるプレイしたボードゲーム&カードゲームを4歳児の前に並べる
- 今好きなボードゲームを5つ選んで, 好きな順に並べてもらう
- 1位→10点, 2位→8点, 3位→6点, 4位→4点, 5位→2点で換算
- それを7月末, 8月末, 9月中旬で実施
結果
わかったこと, 思ったこと
- プレイ回数やプレイ時間の結果とは違った → 4歳児なりに周囲に合わせて遊んでいるということか
- 最近特に好きなのは, 「モノポリージュニア」と「ドリームオン!」
- 最近の好みの変化方向性としては, 「ドリームオン!」と「モンスターメーカー」が好まれるようになっていた → 他のゲームに比べて, 物語性+自由度の高さという要素が割と強いのではないかと感じた
ゲーム紹介
nineteen-eighty-four.hatenablog.com
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結果の表作成環境
PC & R
- MacBook Pro (Early 2015)
- macOS Sierra, version 10.12.6
- R version 3.5.1 (2018-07-02) -- "Feather Spray"
R function
- data.table
- dplyr
- formattable
- tidyr
4歳 & 6歳とプレイするアクション系パズルボードゲーム #ウボンゴ スタンダード版
- 1. 外観
- 2. 特徴
- 3. 対象(対象年齢, プレイ人数)
- 4. プレイ時間
- 5. 主要内容物
- 6. あそびかた
- 7. 実際にプレイしてみて
- 8. オススメポイント(まとめ)
- 9. Amazon 情報
1. 外観
サイズ:30 x 30 x 7 cm(タテ/ヨコ/高さ)
2. 特徴
直感と論理力を駆使して, スピードを競うアクション平面パズルゲーム
3. 対象(対象年齢, プレイ人数)
メーカー公表設定
- 対象年齢:8歳以上
- プレイ人数:1〜4人
4. プレイ時間
25分間程度
5. 主要内容物
- パズル(問題)ボード:36枚
- ピースタイル:12枚が4セット(4人分)
- ダイス・砂時計・袋
- 宝石(点数):58個
- ルールブック
6. あそびかた
ゲームクリア条件
9ゲームを通して, 誰よりもパズル問題を早く解いて, たくさん点数の高い宝石を集めたら勝ち
準備
- 12枚1セットの異なる形状のパズルピースをプレイヤーに配布
- パズルボードを1枚ずつ配布
- 1位と2位がもらえる宝石ボードに対応する宝石を配置(写真左上)
進め方
- サイコロを振る
- パズルボードから, サイコロの目に書いてある絵に対応する, パズルピースを集める
- パズルボードにピースをはめて, 枠内にピッタリ合わせる
- 「ウボンゴ!」と宣言する
- 宝石ボードから, 1位は3点, 2位は1点の宝石を入手
- 砂時計が終わるまでにパズル完遂者は袋の中に入れられた宝石を, 見えない状態で一つとる
その他
- 赤色の宝石:4点
- 青色の宝石:3点
- 緑色の宝石:2点
- 黄色の宝石:1点
- パズルボードは, 3ピースバージョンと4ピースバージョンが裏表にある
7. 実際にプレイしてみて
プレイ環境
4歳+6歳+大人
子どもの反応
4歳:キラキラしている宝石を集めたい!「ウボンゴ」って言いたい!
6歳:パズルを誰よりも早く解きたい!誰よりも楽しんでいることが多い.
難易度
- 4歳:基本的に, 制限時間内には解けない. たまにパッと解いたりするが, 大体は6歳に援助される.
- 6歳:3ピースパズル問題に関しては, 問題なし.
4歳 & 6歳と楽しむための調整
- 時間を無制限にする(解ければ, 袋から宝石を引ける)
- 子供は3ピース, 大人は4ピースという条件で勝負する
8. オススメポイント(まとめ)
- 感覚力+論理力の絶妙なバランス感がある(このゲームでの論理力→このピースをここに置いてしまうと, 他のピースを絶対におけない, など)
- 子供に不足している論理力における思考プロセスを誘導できる場合がある
- パズルゲームを如何に早く解くかに, 宝石を袋の中からランダムに引くという運の要素が加わって, パズル能力だけに依存しないゲームバランスをもたらしている
9. Amazon 情報
「キッザニア宝探しゲーム」と「お邪魔者」の相違点とそこから思うこと
1. はじめに
- 隠匿系カードゲームとして, 「キッザニア宝探しゲーム」と「お邪魔者」をプレイすることがある
- どちらも, 対立する役割を隠しながらプレイして, 目的カードを探し出すことがゴール
- 近いシステムをコアに持つ, 両ゲームの相違点を整理することで, プレイの目的に合わせた使い分けやオススメできるプレイヤー性質を浮かび上がらせたい
2. 似ている点
- 隠匿系カードゲーム
- プレイヤー役割が2つあり, その立場が正反対:宝物や金塊を探す立場とそれを邪魔する立場
- 伏せられた目的カードのどれかを「地図カード」で自分だけが見ることができる
3. 違う点
ゴールカード(宝物 or 金塊)を探す手段
- キッザニア宝探しゲーム:カードを連結(穴を掘り進める)して, 離れた場所にあるゴールカード(3枚)に繋げる
- お邪魔者:「カギ」カードを使用して場のカード(5枚)のどれかを表にする
お互いの役割を探る, 質問システムに対する重み付け
- キッザニア宝探しゲーム:プレイ前後に, 他のプレイヤーに質問して, その返答も加味して自分のプレイをするということを大事にしている
- お邪魔者:質問は禁止されておらずお互いに腹の探り合いはあるも, システムとして組み込まれているというわけでなく, 会話の内容で判断するというよりも, 他プレイヤーのプレイ内容で, 相手の役割を探るという感じ
ゲームプロセスにおける隠匿レベル
- キッザニア宝探しゲーム:高い(割と最後まで隠したままプレイが可能)
- お邪魔者:中程度(プレイ次第ではあるが, 終盤には確実にバレるし, 手札によっては中盤くらいからバレる)
4. 上記の相違点から, 何を考えたか
「キッザニア宝探しゲーム」の良い点とオススメするケース
- プレイ内容よりも, 会話で相手の役割を探るというプロセスを楽しめる
- ゲームカードがトランプとしても使えるので, 汎用性が高い
- 質問への回答へは正直に答える必要はなく, 行動からも立場を推察しにくいため, 論理的に考えるよりは感覚的に遊びたい人にオススメ
「お邪魔者」の良い点とオススメするケース
- 言葉よりも行動を見て, 相手の役割を探れる
- 道を繋げるというプロセスや相手の邪魔をするというシステムが, ゲームの楽しさをよく引き出している
- 会話に依存する必要がないため, 関係性ができていないプレイヤー同士の場合や6歳以下の子どもなどにおいては, 「お邪魔者」の方が楽しみやすいのではないか