「キッザニア宝探しゲーム」と「お邪魔者」の相違点とそこから思うこと
1. はじめに
- 隠匿系カードゲームとして, 「キッザニア宝探しゲーム」と「お邪魔者」をプレイすることがある
- どちらも, 対立する役割を隠しながらプレイして, 目的カードを探し出すことがゴール
- 近いシステムをコアに持つ, 両ゲームの相違点を整理することで, プレイの目的に合わせた使い分けやオススメできるプレイヤー性質を浮かび上がらせたい
2. 似ている点
- 隠匿系カードゲーム
- プレイヤー役割が2つあり, その立場が正反対:宝物や金塊を探す立場とそれを邪魔する立場
- 伏せられた目的カードのどれかを「地図カード」で自分だけが見ることができる
3. 違う点
ゴールカード(宝物 or 金塊)を探す手段
- キッザニア宝探しゲーム:カードを連結(穴を掘り進める)して, 離れた場所にあるゴールカード(3枚)に繋げる
- お邪魔者:「カギ」カードを使用して場のカード(5枚)のどれかを表にする
お互いの役割を探る, 質問システムに対する重み付け
- キッザニア宝探しゲーム:プレイ前後に, 他のプレイヤーに質問して, その返答も加味して自分のプレイをするということを大事にしている
- お邪魔者:質問は禁止されておらずお互いに腹の探り合いはあるも, システムとして組み込まれているというわけでなく, 会話の内容で判断するというよりも, 他プレイヤーのプレイ内容で, 相手の役割を探るという感じ
ゲームプロセスにおける隠匿レベル
- キッザニア宝探しゲーム:高い(割と最後まで隠したままプレイが可能)
- お邪魔者:中程度(プレイ次第ではあるが, 終盤には確実にバレるし, 手札によっては中盤くらいからバレる)
4. 上記の相違点から, 何を考えたか
「キッザニア宝探しゲーム」の良い点とオススメするケース
- プレイ内容よりも, 会話で相手の役割を探るというプロセスを楽しめる
- ゲームカードがトランプとしても使えるので, 汎用性が高い
- 質問への回答へは正直に答える必要はなく, 行動からも立場を推察しにくいため, 論理的に考えるよりは感覚的に遊びたい人にオススメ
「お邪魔者」の良い点とオススメするケース
- 言葉よりも行動を見て, 相手の役割を探れる
- 道を繋げるというプロセスや相手の邪魔をするというシステムが, ゲームの楽しさをよく引き出している
- 会話に依存する必要がないため, 関係性ができていないプレイヤー同士の場合や6歳以下の子どもなどにおいては, 「お邪魔者」の方が楽しみやすいのではないか