６歳とデッキ構築型ボードゲーム #センチュリー：スパイスロード
1. 外観
サイズ：27.7 x 19.1 x 6.9 cm（タテ／ヨコ／高さ）
2. 特徴
デッキ構築の要素を取り入れながらも６歳でもプレイできるシンプルさを持つボードゲーム
3. 対象
- 設定対象年齢：８歳以上
- プレイ人数：２〜５人
4. プレイ時間
３０〜４５分間
5. 内容物
- キャラバンカード ５枚：スパイスキューブを置くプレイヤーカード x ５名分
- 初期商人カード １０枚：ゲーム開始時に配られる２枚セット x ５名分
- 勝利点カード ３６枚（裏がオレンジ色）
- 商人カード ４３枚（裏が紫色）
- スパイスキューブ １０５個：黄色３５個, 赤色３０個, 緑色２０個, 茶色２０個
- キューブ受け皿 ４個：黄・赤・緑・茶で分けて整理する
- 金属製コイン ２０枚：金貨１０枚, 銀貨１０枚
※ カードサイズ： 7 × 12 cm
6. あそびかた
ゲーム終了条件
いずれのプレイヤーが, ５枚目の勝利点カード（２〜３人で遊ぶ場合には６枚）を獲得したなら, そのラウンドの終了時にゲームは終わる
ゲーム勝利条件
ゲームが終了したら, 各プレイヤーは自分の得点を計算し, 一番多い得点を獲得したプレイヤーが勝者となる（勝利点カード＋金貨／銀貨＋黄色を除いたスパイスキューブの数）
準備
- 勝利点カードをひとまとめにしてよく混ぜ, 「勝利点カードの山」を作り, ５枚をめくって, 順にその山の横に一列に並べて公開する
- プレイヤーの人数の２倍の金貨を取り, 山から一番遠くに置かれた勝利点カードの上に置き, その隣の勝利点カーどの上に同数の銀貨を置く
- 商人カードのうち表面のカード枠が茶色のものをひとまとまりにしてシャッフルし「商人の山」を作り, ６枚をめくって, 順にその山の横に一列に並べて公開する
- ４色のスパイスキューブを色ごとに分けて皿の中に入れて配置する（黄→赤→緑→茶）
- 商人カードのうち, カード枠の色が紫色になっているもの（２種類 x ５セット＝１０枚）を「初期商人カード」として各プレイヤーに２枚（２種類）配る
- キャラバンカード（スパイスキューブを置くプレイヤーカード）を各プレイヤーが裏向きで１枚ずつ選択（親プレイヤーマークがついたカードを引いたプレイヤーが親役となる）
- 各プレイヤーは, 初期の手持ちキューブをもらう（親プレイヤーは黄色３個, ２番目プレイヤーは黄色４個など...）
進め方
以下の４つのアクションのどれかを１つ選んで1回だけ実行して, 次の手番へと移行する
- 手札をプレイする
- 商人カードを獲得する（タダでもらえるカードとスパイスを支払うことでもらえるカードがある）
- 休息をとる：プレイした自分の手札を全部手札に戻し, そのターンは終了
- 勝利点カードを獲得する（山から一番遠いカードを取った場合は金貨が, ２番目に遠いカードを取った場合は銀貨がもらえる）
商人カードの効果パターン
- キューブ入手カード：カードの絵に書いてある色と数のキューブをもらう
- キューブアップグレードカード：黄→赤→緑→茶という具合に価値の高いスパイスへアップグレードが可能
- キューブ交換カード：カードの絵に書いてある通りの交換ができる
7. 実際にプレイしてみて
プレイ環境
６歳＋大人（１〜２人）
子どもの反応（６歳）
- 「この（勝利点）カードを狙ってるんでしょう？いや, こっちかな？」といった具体に, 他プレイヤーの動向を楽しんでいた
- 一番価値の高い茶色のスパイスキューブを集めて, 高得点カードを獲得することに熱心になっていた
難易度（６歳）
- プレイのためのルールは１回目で習得
- 初回から, 手持ちのキューブから, 自分の欲しい勝利点カードを決めて, その目標に対して商人カードを取ったり作ったりできていた
- ２回目以降は, 他プレイヤーのスパイスキューブに対しても注意を向けており, そのプレイヤーが狙っている勝利点カードを予想していた
- 同じ条件で大人を負かすほどのプレイは難しいが, 商人カードやスパイスを先にわずかに配布することでそれなりにいい勝負が可能になる
総評：問題なし
8. オススメポイント（まとめ）
- 他プレイヤーを妨害するのではなく, 相手の意図を読むというプレイを要求するシステムが組み込まれている
- ６歳でもプレイできるデッキ構築型ボードゲーム
